6つのステップで衛生管理者に合格できるオススメ勉強法 | 衛生管理者 講習会・通信講座

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6つのステップで衛生管理者に合格できるオススメ勉強法

階段を駆け上がる男性

多くの人が実践している資格試験の勉強は、まずテキストや参考書を使って覚え、その後に問題集で理解度チェックを行います。

でも、第一種、第二種、特例第一種衛生管理者に最短距離で合格するためには、普通とは違った勉強方法を行う必要があります。

ここでは、「6つのステップで衛生管理者に合格できるオススメ勉強法」を見ていきましょう。

もし、あなたがすでに試験勉強を始めているなら、この方法で勉強してみてください。必ず効果が、実感できるはずです。

また、あなたが試験勉強を始ていなくても、これからのために続きを読んでいただければと思います。

【ステップ1】問題集を用意します。

現在、お持ちの衛生管理者の問題集などで構わないので用意してください。ただし、解答と解説が付いているものにしましょう。

解答とは答えの番号のことで、解説とはなぜそれが正解なのか、誤りなのかという記述のことです。

解答と解説は、問題集と一緒になっているものではなく、できれば別の冊子になっているものが望ましいです。これは後のステップの作業を高速化するためです。

【ステップ2】1問だけ“問題文”と“選択肢”を読みます。

問題集の問題を1問だけ読んでいきます。例えば、次のような問題があったとしましょう。

【問題】筋肉に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)筋肉は、負荷が適当なときに最も仕事量が大きい。
(2)筋肉は、収縮しようとする瞬間に最大の作業能力を現す。
(3)人が直立しているときの姿勢保持の筋肉は、等尺性収縮を常に起こしている。
(4)筋収縮の直接のエネルギーは、筋肉中のATP(アデノシン三りん酸)が分解することによってまかなわれる。
(5)筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。

まず注目すべきなのは問題文です。問題文が「正しいものはどれか?」なのか、それとも「誤っているものはどれか?」なのかよく見てください。

上記の問題ですと「誤っているものはどれか?」なので、5つの選択肢のうち、どれかひとつだけ間違っていて、他の4つの選択肢は正しいことがわかります。

選択肢を読むと、専門用語や知らない単語があると思います。いきなり問題を見ても、どれが正解なのかこの時点ではわからないでしょう。

ですから、この時点では考える必要はありません。ここではあくまでも、「読む」ということが大切になります。

【ステップ3】問題の解答と解説を読んで覚えます。

問題を読んだら、すぐに問題の解答を確認しましょう。すると、この問題の解答は(5)だとわかります。

ほとんどの場合、解答の近くには解説が書かれていますので、選択肢(1)~(5)の解説を読みます。このときはただ読むだけではいけません。覚えるように読んでいきます。

「この選択肢はどこが正しくて、どこが間違っているのだろう?」と考えながら読みましょう。そして、ひとつずつ選択肢のポイントについて覚えていきます。

例えば(5)の解説は、以下のようになっています。

(5)“乳酸”が生成されるのは、酸素の供給が“不十分”な時である。筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解されて、“水”と“二酸化炭素”になる。

これを読んで、「あーなるほど、“乳酸”の部分が間違いで、“水”と“二酸化炭素”が正解なのか!」と問われている部分を覚えていくのです。

【ステップ4】参考書やテキストを読んで内容を理解します。

その選択肢についての解説が、不十分である場合は、内容を覚えられたとしても理解できません。理解を深めることでより強く記憶に残りますので、テキストや参考書を読んで理解を深めます。

やっとここで、テキストや参考書の出番です。テキストや参考書は、問題や選択肢を理解するためのツールに過ぎません。

例えば、(5)の“乳酸”という単語がわからない場合、参考書の乳酸について載っている箇所を調べます。

乳酸は、激しい筋肉運動などにより、酸素の供給が不十分になった時に、筋肉中に増加して筋肉の疲労現象を起こします。
例えば、思いっきり100m走をしたとき、最後の方は足が上がらなくなり、フラフラになる事があります。それが、筋肉中に乳酸が増加した状態です。

このような説明を、書いてある箇所があるでしょう。また、その近くには、絵や図なども掲載されているはずです。これを読んで、「なるほど!乳酸ってそういうものか!」と理解できます。

【ステップ5】別の選択肢を同じように理解します。

このように、選択肢(5)の理解が終わったら、別の選択肢を同じように理解していきます。解答を見て、解説を読んで、テキストを読むという順番ですね。

【ステップ1】で書きましたが、解答と解説は問題集と別の冊子になっている方がこの作業は早くできます。

最近は解答と解説が問題集と一冊になっていても取り外せるタイプの書籍がありますので、そういったものでも良いでしょう。

このようにして、選択肢(1)~(5)まですべての選択肢の記憶と理解が終われば、次の問題に行きます。

【ステップ6】2~5のステップを繰り返します。

あとは同じことの繰り返しになります。今まで見てきたステップ2~5の手順で、1問ずつ勉強を進めていきます。

これで問題集1冊分終わりましたら、衛生管理者試験の基礎知識は身についたことになります。

その後は試験日まで復習あるのみです。これで「6つのステップで衛生管理者に合格できるオススメ勉強法」は終了です。

何でも最初が一番大変

この勉強方法は、地味な作業ですし、結果が目に見えないですから、最初が一番大変です。その代りに、後になればなるほど楽になっていきます。

一般的に盲信されている、まずテキストや参考書をきっちりと読み込んで進める勉強方法よりも、最終的にはこの勉強方法の方が、早く理解でき、早く合格するための能力を養うことができるのです。

この勉強方法は、初心者の人はもちろん、衛生管理について知識のある人にも有効です。私はテキストや参考書できっちりと理解を深める前に、このステップのように“問題について覚え、理解する”ことをオススメします。

今までの勉強方法と違うところは、試験に最も関係のある“問題”から理解をしようとしている点です。つまり、この勉強方法では「合格するためにはどうすればいいか?」からスタートするわけです。

問題から逆算して、理解し、知識を増やしていくのです。今まで多くの人は、テキストを読んで、テキストで理解して、テキストを覚えようとしていました。しかし、この勉強方法は、通常考えられている勉強方法と全く逆の手順であることがわかると思います。

もしこれから衛生管理者試験の勉強を始めるなら、今見た6つのステップの勉強方法を試してみてください。


講師のご紹介

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はじめまして。講師の奥田真史です。衛生管理者の講習会・通信講座なら私にお任せ下さい!
実務4年!講師14年!の実績があり、合格まで徹底サポートいたします!
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