衛生管理者が冬の事務室で気を付けるべきこと | 衛生管理者 講習会・通信講座

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衛生管理者が冬の事務室で気を付けるべきこと

~もくじ~

◆気温と湿度

◆事務室の気温と湿度の基準

◆湿度を調節する意味

◆換気不足による影響
 - 一酸化炭素など
 - 喫煙

冬の雪だるま

日本には四季があります。

それとともに、夏には夏の、冬には冬の衛生管理が存在します。

仕事をする事務室では、季節に応じて適当な対策を講じなければなりません。その対策基準は、法令にもいくつか定められています。

今回は、衛生管理者が冬の事務室で気を付けるべきことについて見ていきましょう。

気温と湿度

私たちが事務室で働くとき、働きやすい環境というものがあります。

その中でも、気温と湿度は大きな影響を及ぼします。温度感覚を左右するのは気温、湿度以外にも、気流やふく射熱も関係しています。

気流は、事務室であれば空気調和設備から出ている風の強さのことです。

直接、人に当たるような風は、不快感を与え、ドライアイなどの原因にもなります。ですから、空気調和設備の噴き出し口の向きが、適切かどうかも重要になります。

事務室の気温と湿度の基準

冬には多くの地域で、室内の温度が下がります。

事務室の気温が10℃以下になった場合は、ストーブなどで暖房する等、適当な温度調整措置を取らなければなりません。

もし、空気調和設備がある事務室であれば、室の気温が17℃~28℃、相対湿度が40%~70%に調整するように法令で定められています。

このとき、室の壁などに設置した温湿度計で測定するのではなく、実際の作業場所での温度、湿度を測定して調整した方がよいでしょう。

なお、湿度が低いと、実際の気温より体感温度が低くなり、寒く感じます。

湿度を調節する意味

冬には湿度が低下します。湿度が40%未満では、風邪ウイルスやインフルエンザウイルスが活動しやすい環境になります。

また、低湿度状態で、呼吸器の粘膜が乾燥すると、その防御機能が低下して、ウイルスに侵されやすくなります。

その他にも乾燥していると、ドライアイ、肌荒れやかゆみの原因となります。

ですから、加湿して湿度を高くする必要があるのです。ただし、湿度が70%以上になると、ダニやカビの発生の原因となりますので、適正な湿度管理が必要です。

換気不足による影響

冬場は、窓を開けて自然換気を行う回数が少なくなります。

ですから事務室には、化学物質、粉じん、ウイルスなどが蓄積しやすくなるので注意が必要です。

一酸化炭素など

冬に化学物質で最も気を付けなければならないのが、一酸化炭素です。

事務室での一酸化炭素は、主に灯油を燃料とした暖房器具の不完全燃焼で発生します。石油ストーブを使っている場合は、間違いなく一酸化炭素が発生していると考えてください。

もちろん同時に、二酸化炭素も発生しており、二酸化炭素の増加は、仕事の作業効率低下を招くとされています。

空気調和設備がある事務室では、一酸化炭素濃度は10 ppm、二酸化炭素濃度は1000 ppm以下にすることが法令で定められています。また、空気調和設備がない事務室では、一酸化炭素は50 ppm、二酸化炭素は5000 ppm以下にするよう定められています。

いずれにせよ、暖房器具使用時には、定期的な換気を行いましょう。

喫煙

喫煙により発生した煙には、粉じんや粉じんよりももっと小さい化学物質が含まれています。この化学物質の中には、発がん性の物もあり、人体にとって有害とされています。

煙草の煙は天井を伝って、室内を移動します。ですから、喫煙室、喫煙コーナーでは、天井に隙間の無いよう設計されていなければなりません。

非喫煙区域と喫煙区域の境界面では、喫煙区域に向けて0.2 m/s以上の気流が常時確保されるように、喫煙区域からの換気を十分に確保することが重要です。

また、事務室には生活上発生するゴミやホコリなども蓄積されやすいので、簡単な清掃を毎日行うのが良いでしょう。

冬場の事務室の衛生管理を行えば、職場で働く人の健康を維持でき、仕事の効率アップも間違いなしです。


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